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ネイリスト技能検定とは?2024年試験内容と合格率

ネイリストを目指す時に取得したい資格は、知名度も高いネイリスト技能検定です。

資格を持っているかどうかで、就職できるかできないかが決まってしまう場合もあります。

特にネイルサロンで働くときには、ネイリスト技能検定の資格を持っていた方が良いです。

ネイリストとして働かない場合でも、ネイルの正しい知識や技術を身につけることができるので、取得しておいて損がない資格でもあります。

そこでこの記事では、ネイリスト技能検定を受験する際の出題課題や難易度といった詳しい内容を解説していきます。

勉強するためにおすすめなスクールなども紹介していくのでこれから、ネイリスト技能検定を取得しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ネイリスト技能検定とは

ネイリスト技能検定は国際的に通用するネイリスト育成を目指す、JNEC(公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター)が主催している検定です。

正しい技術と知識の向上を目的としている、実践に役立つ検定試験で、実施されてからは27年目を迎えている試験です。

約96万人の受験者実績があり、試験は1級を最高とし1級、2級、3級の段階に分かれています。

ネイリスト検定3級

3級では、ネイリストベーシックのマスターで、ネイルケアやネイルアートに関する基本的な技術や知識が問われます。

事前審査と実技試験と筆記試験に分けられます。

実技試験は、50点満点で、38点以上獲得することで合格です。減点方式が取られていくので、なるべく減点されないように試験に臨みましょう。

筆記試験はマークシート方式なので、択一問題です。

100点満点で80点以上獲得することで合格となります。

ネイリスト検定2級

ネイリスト検定2級はサロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識が問われます。

ネイリスト検定3級と比較してみるとかなり難易度が上がる試験です。

ネイリスト検定2級では実技試験が前半と後半に分かれます。

実技試験の前半と後半の間に1分間のインターバルが設けられています。

ネイリスト検定3級と同じで、実技試験は50点満点で38点以上獲得で合格です。

減点方式が取られるので2級でもなるべく減点されないように試験に臨みましょう。

筆記試験はマークシート方式が採られていて、100点満点中80点以上で合格となります。

ネイリスト検定1級

ネイリスト技能検定の中でも一番上位の試験となり、トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術や知識が問われます。

一番難しい試験でもあり、プロのネイリストとして働いている方でも一発で合格することができないという方も多い試験です。

実技試験は50点満点のうち、38点以上で合格となります。

右手5本に、スカルプチュアネイルを施し、左手中指と左手人差し指にチップ&オーバーレイを施します。

ミックスメディアアートを左手薬指に施術するのが実技の試験内容です。

筆記試験はマークシート方式で100点満点中80点以上で合格です。

ネイリスト技能検定を取得するメリット

ネイリスト技能検定は国家資格ではありません。ですが、取得することによってメリットとなる部分がいくつかあります。

取得するメリットについても解説をしていきます。

メリット①ネイリストとして就職する近道になる

ネイリストとしてサロンで働きたい場合には、ネイリスト技能検定を取得すると大きなメリットになります。

資格がなくてもネイリストとしてサロンで働くことができない訳ではありません。ですが、求人の条件で、ネイリスト検定2級以上という条件を掲げているサロンも多くあるのも事実です。

現場は忙しく、即戦力を必要としているサロンも多いので、ネイリスト検定を取得していれば、面接を受けることのできるサロンの数が増え、転職や就職をする際にとても有利になります。

メリット②ネイリストとしての正しい技術や知識を習得できる

ネイリスト検定に合格するには、筆記試験と実技試験の両方を一定基準で満たす必要があります。

検定に向けて勉強をしていくうちに、ネイリストとして正しい技術や知識を習得することができるんです。

実技試験は特に時間制限があり、時間内に課題をクリアする必要があります。

時間を意識しながら、施術をすることで、サロンワークでも役に立ちます。

メリット③資格がある方が独立や自宅サロンなど将来性の幅が広がる

独立する場合や、自宅サロンを開業する場合に必要な資格は特にありません。

ですが、ネイリスト検定を取得している事で、技術力の保証になります。

ネイリストに必要な知識や技術があるという保証になるので、ネイルサロンの信用を高めることもできます。

将来的に独立や自宅サロンを開業したいと考えている方にとっても大きなメリットとなるので、ネイリスト検定を取得しておいた方が良いと言えます。

メリット④ネイリストとして以外に指導者の選択も

ネイリスト検定を取得してからネイリストとして働くという方も非常に多いと思います。

ですが、ネイリスト検定1級を取得していて、いくつかの条件を満たすことによって、認定講師資格試験も受験をすることができます。

また、認定講師資格がない場合でも、ネイルスクールの講師として働いている方もいます。

現役のネイリストとして働きながら指導者として働いている方も多くいます。

ネイリスト検定を取得すると、ネイリストとして働きやすいだけではなく、指導者などのその他の選択肢もかなり広がります。

メリット⑤資格コンプレックスを持たなくてよい

国家資格ではないので、ネイリスト検定3級は義務教育を卒業している方であれば、誰でも受験することができます。

ネイルサロンの求人で資格無し可能というサロンもいくつか見つけることが出来ると思います。

働いてる上で、資格がないというコンプレックスを持ってしまう方もいると思います。

ネイルの技術があっても、資格を持っていないから…とお友達のネイルができない…という方もいるでしょう。

ネイリスト検定を取得することで、資格に対するコンプレックスを持つ必要が無くなります。

資格がないから…と諦めていたこともやりやすくなり、資格へのコンプレックスを持たなくても良くなります。

ネイリスト技能検定受験資格|誰でも受講できるのか?

ネイリスト技能検定の受検資格についても解説をしていこうと思います。

それぞれの級で受験資格が異なるので、自分が受けたい級の受験資格を改めて確認をしてみてください

ネイリスト検定3級の受験資格

ネイリスト技能検定3級は、ネイリスト検定の中でも一番下の資格となります。

そのため、受験をする際に、義務教育を修了していればどんな方でも受験をすることができます。

どの級も2つ以上の級を同時に受験することはできなくなっているので注意をしましょう。

ネイリスト検定2級の受験資格

ネイリスト技能検定は飛び級をすることができません。

そのため2級の場合、ネイリスト検定3級を取得している人のみ受験することができます。

申し込みをする際に、合格証に記載がある合格認定番号を必ず入力する必要があります。

ネイリスト検定1級の受験資格

ネイリスト検定1級では、ネイリスト検定2級を取得している方のみ受験することができます。

申し込みをする際に2級の合格認定番号の入力が必要です。

1級は、全員2級の資格を持っているプロの方のみ受験会場に行くので、また違った緊張感があります。

ネイリスト技能検定|試験概要と受験料

ネイリスト技能検定では受験する級により試験概要や受験料が異なります。

ネイリスト技能検定3級の試験概要と受験料

事前審査(10分)①テーブルセッティング&消毒管理②モデルの爪またはモデルハンドの状態
実技試験(65分)①ネイルケア②カラーリング③ネイルアート
筆記試験(30分、マークシート)①衛生と消毒②爪の構造(皮膚科学)③爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)④ネイルケアの手順 等

ネイリスト技能検定3級では、このような試験の内容となっています。

ネイリスト技能検定3級では、受験料は税込6,800円です。

ネイリスト技能検定2級の試験概要と受験料

事前審査(10分)①テーブルセッティング&消毒管理②モデルの爪またはモデルハンドの状態
実技試験前半(30分)①ネイルケア
実技試験後半(55分)①チップ&ラップ②カラーリング③ネイルアート
筆記試験(35分)①衛生と消毒②爪の構造(皮膚科学)③爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)④ネイルケアの手順 ⑤リペアの種類及びラップ&チップの手順⑥その他実践的施術全般⑦プロフェッショナルリズム  ⑧ネイルの歴史 等

ネイリスト技能検定2級はこのような試験内容となっています。

3級と比較してみてかなり難易度が上がる試験内容です。

受験料も少し上がり、2級では、税込9,800円となっています。

ネイリスト技能検定1級の試験概要と受験料

事前審査(10分)①テーブルセッティング&消毒管理②モデルの爪またはモデルハンドの状態③プレスオンチップの状態
実技試験(150分)①ネイルイクステンション(スカルプチュアネイル、チップ&オーバーレイ)②ネイルアート(ミックスメディアアート)
筆記試験(40分)
①衛生と消毒②爪の構造(皮膚科学)③爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)④ネイルケアの手順 ⑤イクステンションの手順⑥その他実践的施術全般⑦プロフェッショナルリズム ⑧ネイルの歴史⑨化粧品学(材料、内容成分、効果など ) 等

ネイリスト技能検定1級ではこのような試験内容となっています。

一番上位の資格ということもあり、非常に難易度も高く合格率が低い特徴があります。

ネイリスト技能検定1級の受験料は税込12,500円となっています。

ネイリスト技能検定|合格率

ネイリスト技能検定の合格率についても調べてみました。

2024年春期までの累計を調べたので参考にしてみて下さい。

合格率
3級84.79%
2級42.79%
1級39.00%

このような合格率となっています。

級が上がれば上がるほど、合格率が下がっているということが分かりますね。

特に3級の場合、ほとんどの方が合格しているということがわかりますが、1級だと半分以上の方が不合格となってしまっていますね。

その年により合格率の変動はありますが、年々合格率が上昇傾向にあるので、現在ではもう少し合格率が上がっている可能性もあります。

ですが、簡単な試験ではないことは確かです。実技試験や筆記試験ともによく勉強し、対策を取るようにしましょう。

ネイリスト技能検定最新情報

2023年ネイリスト技能検定日程

試験年度試験開催日程試験申込期間試験要項公開日
2024年6月(第30回)2024年6月1日(初級)2024年2月13日~3月31日2024年1月23日
2024年6月2日(中級・上級)
2024年12月(第31回)2024年12月7日(初級)2024年8月~9月2024年7月中旬
2024年12月8日(中級・上級)

(引用元)日本ネイリスト協会 JNAジェルネイル技能検定試験

試験日程会場

【初級】2024年6月1日(土) 1日2回(午前/午後)

【中級】2024年6月2日(日) 第1課題受験者:1日1回  第1課題免除者:1日2回(午前/午後)

【上級】2024年6月2日(日) 1日2回(午前/午後)

【会場】札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
※初級、中級、上級 共通

申込方法

試験の申し込みはインターネットからのみ受け付けています。

検定申込先

上記URLにアクセスし、申込期間内に申し込みと支払いを完了させます。

支払い方法は、クレジットカード決済か、コンビニ決済のどちらかで支払います。

コンビニ決済の場合は、登録完了後3日以内のお支払いです。

ネイリスト技能検定|落ちた理由

ネイリスト検定に落ちてしまったという方も珍しくはありません。落ちてしまった原因をいくつかまとめてみたので参考にしてみてください。

・失格や減点対象に該当してしまった

ネイリスト検定では失格や減点となってしまう対象が幾つか存在します。

課題をしっかりとクリアしている場合でも、試験のルールから逸脱してしまえば不合格判定となってしまうんです。そのため当日までに必ず失格や減点行為を把握しておく必要があります。

・本人やハンドモデルのマナーが悪い(私語厳禁)

・ウェットステリライザーの中身に不備がある

・品名ラベルの表記間違え

このようなポイントで失格や減点対象となってしまう方が多いです。

・ファイリングを往復がけしている

・時間をオーバーしてしまった

・道具が清潔ではない

特にこの辺も減点されることが多いので注意しましょう。

また、実技試験だけではなく、筆記試験でも不合格になってしまう理由があります。

・忘れ物があった

・カンニング行為と見なされた

・マークシート記入欄のズレ

カンニングしてしまったり、カンニング行為とみなされた場合には即失格となります、怪しまれる行動はしないようにしましょう。

筆記試験はマークシートなので一見選択制で楽かと思われがちですが、記入欄が一つでもずれてしまうと、全て不正解になってしまう可能性もあるので、しっかり見直しをするようにしましょう。

実技試験での失敗が多いように見受けられるので、実技試験の時は細心の注意を払って受験するようにしましょう。

ネイリスト技能検定に強いネイルスクール

ネイリスト技能検定を受験する際にスクールに通うという方も多いと思います。

特にネイリスト技能検定に強いとされているスクールをいくつか紹介していくので参考にしてみてください。

ヒューマンアカデミー

JNECネイリスト技能検定・JNAジェルネイル技能検定完全対応しているスクールです。

JNA認定講師試験対応JNA認定校なので、認定校カリキュラムで学ぶことができます。

さらに、検定対策酵素が豊富で14コースもあり、効率的にネイリストになるためのカリキュラムで学ぶことができます。

ネイリスト検定を認定校内で受けることができ、合格保証制度があるので、検定試験に不合格の場合でも次回の試験対策講座を無料で再受講することのできます。

少人数制の実践トレーニングが採用されていて、フリーレッスン制度なので仕事が不規則な方や急用ができた場合でも、自分のペースで無理な日通うことができます。

また、教室では学ぶことのできない実践的で最先端のスキルを学ぶことができる日通電とサロン研修も受けることができます。

独立やサロン開業、就職にオススメな就職セミナーや会場セミナーなども開催されているので、就職や開業したいという方にもオススメです。

シンシアネイルスクール

シンシアネイルスクールはNPO法人日本ネイリスト協会の認定校です。

少人数制でフリータイム制を導入しているので、レベルや目的に合わせた少人数制で自分の好きな時間にレッスンを受けることができます。

自習室の提供があるので、練習場所の確保ができたり、ハンドモデルの紹介をしてくれたりと、サポートも充実しています。

また、プロを目指す人向けや、資格取得を目指す方のコースなどもあり、自分に合ったコースから選ぶことができるようになっています。

相場とを比べてみても、費用が安く、通信講座もあるので通うことができないという方にもオススメです。また検定試験の合格保証があるコースもあるので、検定合格するまで何度も無料でレッスンを受けることができます。

開業サポートや就職サポートにも力を入れているので、就職率は100%です。

全国平均よりも検定合格率がかなり上回っている特徴もあるので、スムーズに検定を合格したい方にもおすすめすることができるスクールです。

アフロートネイルスクール

アフロートネイルスクールはJNA認定校で全国に22カ所に校舎があるので通いやすいです。

最大八名の少人数制個別指導レッスンが行われていて、無料のサポートもたくさんあります。

検定合格保証サポートは受かるまで継続してくれ産前産後休学や育児休学制度などもあります。

オンラインサポートの動画は見放題なので、自宅などでも復習がしやすいです。

日本ネイリスト協会の理事が顧問を務めているスクールなので、検定対策にも力を入れている特徴があります。特に検定に強く、ネイリスト検定3級の合格率は98%、ジェルネイル検定初級は100%という高い合格率があります。

また、開業支援や就職支援も充実していて3つの就職支援があるので、卒業後もサポートを続けてくれます。

さまざまなコースがあるので、自分の目的に合わせたコースを選びやすく、特別講座も多く開催されているので実力をつけやすいです。

クラスタイルネイルスクール

クラスタイルネイルスクールは、学習方法が通信制コースとスクーリング制コースと通学コースから選ぶことができます。

資格の勉強だけではなく、サロンワークとネイルアートテクニックを身につけるカリキュラムが積極的に導入されています。

ネイルプロショップがバックアップしてるので消耗品や道具の購入を割引価格で購入することができます。

ネイルサロンへの就職や開業サポートが充実していて、細かいアドバイスがあったりアートチップ添削などもあります。

渋谷と名古屋と大阪と札幌と福岡に校舎があり、通えない場合は通信制も導入されているので、学びやすいです。

コースによっては合格保証もついているので安心して検定に臨むことができます。

卒業と同時に一人前のネイリストとして活躍できる人材育成を目指しているスクールなので、すぐに働きたいと考えている方にもオススメできます。

黒崎えり子ネイルスクール

全国に6つの校舎がある、ネイルスクールで、学院長の黒崎えり子さんは全米ネイリストランキング第1位にも輝いた、日本人で有数のネイリストです。

通学制で休日や夜間コースも充実しているので、働いている方や子育て中のママでも通いやすいです。

フリータイム制で少人数制が採用されているので個別に問題点をチェックしやすく、自由に通うことができます。

様々なコースがありますが、ネイル検定対策講座は検定合格保証が付いているので、万が一検定に合格できなかった場合でも再度学ぶことができ、安心ができます。

就職や再就職を徹底サポートしてくれるので、就職率が90%と非常に高いです。また、自習室もありたくさん練習することもでき、検定対策に力も入れているので、模擬試験のように練習をすることができます

黒崎えり子さんのセミナーもあり、在学中はもちろん卒業後も無料で受講することができます。

ネイリスト技能検定とは?2024年試験内容と合格率まとめ

今回はネイリスト技能検定について詳しく紹介をしていきました。

国家資格ではないので、必ずなくてはならないというものではありませんが、ネイリスト技能検定を持っていることで就職だけではなく、有利になります。

ネイリスト検定の中でも2級以上を取得していることで、就職などに有利になってくるので2級以上の取得を検討してみてはいかがですか。

3級は独学でも合格されている人が多い印象を受けますが2級以上になってくると、独学ではなかなか難しい限定で、難易度もかなり上がります。そのため、2級以上の資格を取得しようと考えている時にネイルスクールに通うのも検討してみてください。

たくさんのネイルスクールがあり、様々なコースがあるので自分に合ったコースを見つけやすいと思います。

ネイリストになるためになるべく持っていたい資格なので、まずは3級取得を目指して頑張ってみてくださいね。

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